自家焙煎スペシャリティコーヒーとは?品質基準・味わい・変遷について

「スペシャリティコーヒー」という言葉を聞いたことのある人はいらっしゃいますか?
名前のとおり、スペシャルなコーヒーのことだとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、スペシャリティコーヒーと名乗るには、様々な品質基準をクリアしなければいけません。
こちらでは、自家焙煎コーヒー豆の通販を行っているブラザーズ・コーヒーが、スペシャリティコーヒーの定義や品質基準、そして味わいについて解説します。

スペシャリティコーヒーとは品質の高いコーヒーのこと

白いコーヒー豆

スペシャリティコーヒーとは、コーヒー本来の持つ魅力を最大限に引き出した高品質なコーヒーのことです。

コーヒーが私たちの生活に根付き、大量生産・大量消費されるようになると、品質よりも価格が優先されるようになりました。しかし低価格のコーヒーが出回ることで、生産者の収入と地位が著しく低下するようになり、その結果土壌も荒れ、コーヒーの消費が減ってしまったのです。

そこでその価値を見直そうと、高い品質を求めて生まれたのがスペシャリティコーヒーです。スペシャリティコーヒーは、コーヒー本来の持つ魅力を最大限に引き出した高品質なコーヒーで、このスペシャリティコーヒーの誕生により、発展途上国であるコーヒー生産地も栄えるようになりました。

生産地で経済的な不安がなくなったことで、生産者はより手間暇をかけた高品質のコーヒーが栽培できるようになり、それによって消費者である私たちは素晴らしいコーヒーを楽しめています。

自家焙煎のコーヒー通販を行っているブラザーズ・コーヒーでも、高い品質が認められたコーヒーを取り扱っています。決して安い価格ではありませんが、本当のコーヒーを楽しみたいという本物志向の方から注文をいただいています。

スペシャリティコーヒーの味わいや基準について

並んだ5つの金の星

スペシャリティコーヒーは世界的に基準が定められているわけではありませんが、日本ではSCAJ(Speciality coffee association of Japan)という団体がスペシャリティコーヒーの基準を定めています。SCAJによると、スペシャリティコーヒーとは「消費者が美味しいと感じるコーヒー」で、徹底した生産・品質管理が行われた「欠点豆の限りなく少ない豆」から作られたコーヒーです。そしてコーヒーを淹れる器具やカップなども高いクオリティが求められています。

これらを見極めるために7つの項目が用意されていて、テストを通してそのすべての項目を満たしたものがスペシャリティコーヒーとして認められているのです。7つの項目は以下のとおりです。

カップクオリティ

コーヒーの味わいや香りを邪魔しないカップや器具が求められます。

甘さ

コーヒーチェリーとして収穫された際の熟度と熟度の均等が取れているかで判断されます。また糖度による甘さではなく、苦味・酸味・渋みの比較による甘さで見極められます。

酸味の特徴

コーヒーのフレッシュな酸味を感じられるかどうかが判断基準となります。爽やかでキレのある酸味を感じられるかどうかが大切です。

口に入れたときの質感

口に含んだときの濃さ、重さ、粘り気、なめらかな舌触りなどで判断されます。

風味

生産地のコーヒー豆本来の風味が感じられるかどうかが判断基準です。これにより、理想的な精製工程を経ているかが判断されます。

後味

コーヒーを飲み込んだ後にコーヒーの甘い後味を残すのか、それとも不快感のある刺激があるのかで判断されます。

味のバランス

コーヒーの味、香り、風味など全体的なバランスが取れているかで判断されます。

銘柄によって特徴も異なりますが、すべての基準を満たした味わい豊かなコーヒーのみがスペシャリティコーヒーとして認められています。

ブラザーズ・コーヒーでは、コーヒーの有名な生産地の中でも厳選した指定農園で栽培されたコーヒー豆のみを自家焙煎しています。それぞれのコーヒーの特徴を生かした度合いで焙煎したコーヒーだからこそ、自信を持ってお客様に届けられるのです。

こだわりの製法について

スペシャリティコーヒーの誕生からこれまでの変遷

スペシャリティコーヒーは、1978年に「特別な地理的環境が生み出す微小気候がもたらす、特徴的な風味特性を持った新しいカテゴリーのコーヒー」に対し、クヌッセンコーヒー社のエルナ・クヌッセンス女史によって使われた名称です。

当時世界最大のコーヒー消費国であったアメリカは、市場の需要をカバーするために大量のコーヒーを調達する必要がありました。そのため質より量を追い求めるようになり、コーヒーの価値は著しく低下していったのです。その結果コーヒーの味も落ち、コーヒーは消費されなくなっていきます。またソフトドリンクが普及したことで、コーヒーは人気のない飲料になってしまったのです。

このような背景があったことで、世界各国でコーヒーの価値を取り戻そうという動きが活発になりました。コーヒーは安くて美味しくないものではなく、付加価値をつけることでその価値を取り戻そうとしたのです。実際に生産地に出向き、付加価値となるような高い品質のコーヒーを栽培させ、消費者にはコーヒー本来の魅力を伝える取り組みがなされました。その努力の結果、コーヒーは新しい価値を持ったスペシャリティコーヒーとして見直されるようになったのです。

コーヒーの価値が高まることで、生産者の労働状況も改善され、各国のコーヒー農園が、それぞれの土地の特性を生かしたコーヒーを作ろうと努力するようになりました。より良いコーヒーを生産できるように品種改良や土壌開発なども盛んに行われ、さらなる進化を遂げています。

自家焙煎の高品質スペシャリティコーヒーはブラザーズ・コーヒーへ

スペシャリティコーヒーの価値を多くの人が感じている現在、それぞれの生産地ではより高品質で価値のあるコーヒーを生産しようと日々努力が重ねられています。これからもスペシャリティコーヒーは進化を続けていくでしょう。

ブラザーズ・コーヒーでは、各生産地の中でもより厳選されたコーヒー豆のみを自家焙煎しています。コーヒーの持つ特徴を生かすように焙煎したコーヒーは、お客様の生活に彩りを与えることでしょう。人気銘柄からブレンドまで取り揃えていますので、自家焙煎のコーヒー豆をお探しの方は、お気軽に通販をご利用ください。

高級スペシャリティコーヒーを自家焙煎している「ブラザーズ・コーヒー」

ショップ名 本格自家焙煎ブラザーズ・コーヒー
所在地 〒683-0805 鳥取県米子市西福原5丁目2-23
TEL 0859-33-7570
FAX 0859-34-3612
Mail info@puroteajapan.jp
URL https://puroteajapan.jp/
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